理学療法士 作業療法士 大学院

理学療法士,作業療法士で大学院を目指す人へ,ビジョンはあるの?

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僕の大学時代の同級生にも大学院に通っている人が数名います。

すでに卒業したも人もいれば、今まさに忙しく通っている人もいます。

大学院に通うのは2年間、その間の学費が100万円ほど。

他県から通う人も少なくありません。

仕事が終わってから、大学院の授業に来るのです。

相当大変だと思います。

最初の1年は座学で、単位を取るために勉強します。

一通り必要な単位を取得したら、あとはゼミに入って研究です。

それぞれ、思い思いのテーマで研究をしています。

日々の臨床から研究までやる彼らは、理学療法士の鏡と言えるかもしれません。

大学院に行こうとはこれっぽっちも思わない僕は、たまにある同窓会でそんな彼らと話をする機会があります。

そのとき彼らに大学院を卒業してからの話を聞くと皆、口をそろえてこう言います。

「将来的には、学校の先生になれたらいいなぁ」と。

もしくは、「どこかの企業が研究職として採用してくれたらいいなぁ」と話す人もいます。

「教員や企業からの募集はけっこうあるの?」と僕が聞くと、

「いいや、なかなか厳しいよ」と話します。

 

いまリハビリ職、中でも理学療法士は養成校が乱立し、供給過剰になっていると指摘されている職業です。

診療報酬はどんどん厳しくなり、どんどん増える有資格者によって、理学療法士の待遇は下降線をたどっています。

それを知ったいまの高校生は、僕が高校生のときほどこの仕事を志望する人がいないようです。

これから新たに新設される学校もあるかもしれませんがそれはわずかで、多くの学校が生徒募集がうまくいかず閉校することになるでしょう。

そんな状況下で、養成校の教員を目指すのは狭き門です。

火を見るよりも明らかなことです。

企業に採用される療法士もこれから増えるのかもしれないですが、一般的とは言いがたく、運と実力をかね備えたわずかな人が手にできる立場でしょう。

大学院に通う優秀なはずの彼らは、自らのキャリアデザインに関してはバカ同然と言うしかありません。

 

当然といえば、当然かもしれませんが、大学院に通う人たちは独身の人が多いです。

しかし、僕たちもアラサーです。

付き合っている彼女、彼氏くらいいるでしょう。

そこで僕は気になって聞きます。

「彼女は大学院に行くことをどう言ってるの?」と。

すると、「あんまり理解してくれない。お金出して大学院に行っても先生なんてなれる人少ないんでしょ。って言われるんだよ。やっぱりこの業界の人じゃないと理解されないよな」と話します。

よほど彼女の方が状況を理解しています。

敬意を込めて理学療法バカと呼ばせてもらいますが、彼らは本当に理学療法バカです。

臨床をしながら、大学院に通って研究もして、すごいと思います。

でも、僕は同級生として彼らの10年、20年後が心配でなりません。

「大学院を卒業したあとはどうするの?」と問うと、

「博士号を目指して頑張るよ、教員を目指すのはそれからだな」と自信満々に話します。

 

大学院に通う人のなかには、将来のリスクヘッジを考えて公務員PTとして働いている人もいます。

けれど、ほとんど昇給のない民間の病院に相変わらず勤めている人もいます。

いずれにしても、大学院の授業料や通学のための交通費、勉強会や付き合いの飲み会にせっせとお金を使い、休みの日はわざわざ大学まで通い図書館で論文を読んだり書いたりして、時間を使っています。

そんな生活を続ける彼らを尊敬するとともに、いつまでそれを続けるの?もう30歳だよと心配になります。

僕は彼らとは赤の他人だから、ただの心配で終わりますけど彼らの彼女、彼氏、家族だったら気が気じゃないだろうなと思います。

理学療法バカたちは、こういったことに頭を使っていない。

 

結婚する、しないはもちろん自由だけど、相手がいるなら結婚も考えたほうがいい。

結婚したら子どもができるかもしれない、子どもができたら家を買うようになるかもしれない。

でも、理学療法士はこれからどんどん増えて、給料も上がるどころか下がるかもしれない。

そんなことを彼らは考えているんだろうか、きっと考えてはいるんだろうけど具体的な対策はできていない。

だって、大学院に行くことで精一杯だから。

 

もしこの記事を読んでいるあなたが大学院への進学を考えているのなら、この記事を通して自分のキャリアについて考えてもらいたいです。

リハビリ職の1つのモデルケースとされる、大学院から教員へと進む道はすでに閉ざされていることに気づくべきです。

もしあなたが、療法士の将来を不安に思い、何か行動をとらなければならないと考えて大学院への進学を考えているのであれば、別の道を考えてもいいと思います。

給料なんて関係なく純粋に研究をしたいのならすればいいですが、そうでなく将来の収入減少を危惧してのことであれば、他にもやるべきことがあります。

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理学療法士のキャリアアップについて

そもそも、キャリアアップってなんでしょう。

役職につくことでしょうか。

経験を積むことでしょうか。

僕は、理学療法士として評価してもらうことだと思います。

それは、別に大学院に行かなくたってできます。

評価という言葉を使うと基準が曖昧な感じがしますが、はっきりと言い換えれば給料をたくさんもらえることが、評価してもらえるということです。

その組織にとって重要な役割を果たしていれば果たしているほど、給料は多くなります。

管理職につけば、手当がつき給料は上がります。

価値の高い仕事をすればするほど、給料は増えていきます。

ここまで話すと、「じゃあ何ですか、給料の安い職場にいる僕がやってる仕事は、価値がないということですか?」という人がいますが実際そうです。

あなたの職場があなたの仕事をたいして評価していないから、あなたの給料は安いのです。

もっと言えば、社会があなたの仕事を評価していないから、給料が安いのです。

社会に必要とされる仕事をしていれば、給料は勝手に高額になります。

お金というのは、価値そのものですから、価値の高いものを提供しているところに自然と集まるようになっています。

社会は、お金の流れは、そういうふうにできています。

これは僕が決めていることでもなんでもなくて、そういうふうに「できている」のです。

 

いま、リハビリ職がもっとも稼げる職場は、訪問看護ステーションです。

これも社会が訪問リハビリというものを評価しているから、報酬が高くなり、普通の理学療法士でも年収500〜600万円稼げるようになっているのです。

反対に回復期リハなどは思ったほど効果が出ないから、もっと縮小してもいいんじゃない、と社会が感じているから、縛りがきつくなって報酬が減っているのです。

であれば、価値の高い仕事ができる職場に移ることは、あなたのキャリアアップになると言うことができます。

 

それから、理学療法士という枠の中で考えれば、訪問看護ステーションに転職して報酬を多くもらうことがキャリアアップになりますが、別に、あなた=理学療法士というわけではありません。

理学療法士という肩書きは、あなたを構成するひとつの要素でしかありません。

仮にもしブログを作り、あなたの持っている専門的な知識をネット上にあげて、収入を得ればあなたはブロガーとして社会に価値を還元したことになりますし、その報酬としてお金が入ってきます。

これもひとつのキャリアアップの方法です。

大学院に行って、修士号をとり、それからまた頑張って博士号をとり、その先にハシゴを外されて右往左往するセラピストを増やしたくないと僕は思います。

だからこの記事を書いていますし、この記事はキャリアップのために大学院に通いたいと思っているあなたに向けた僕からのメッセージで、あなたのことを思って書いています。

 

まとめ

ここまでつらつらと書いてきましたが、大学院に行くも行かないもあなたの自由です。

でも、行くのであれば自分が何を目指していそこに行くのか、そしてそれは実現可能なものなのか考えて行動するようにしましょう。

自分探しのために大学院に行っちゃダメです。

自分探ししても自分なんて見つかりませんから、ちゃんと地に足をつけて自分の人生と向き合ってください。

もしリハビリ職として給料を上げたいのであれば、訪問看護ステーションへの転職がオススメです。

転職するなら転職サイトに登録して、担当者に良い職場をみつけてもらってください。

ちなみに僕がオススメする転職サイトは、直接メッセージくれた方にこっそりお伝えします。

転職サイトへの登録が不安な方は、僕が転職サイトへ登録したときの体験記を読んで勇気を出してください。

参照)30代の理学療法士が転職サイトを使ったらこうなった。

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